20150815血管を若返らせる2つの新常識!
Last update 20150821
◆◆◆◆◆2015年8月15日 サタデープラス≪Dr.プラス≫より◆◆◆◆◆
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世界的名医がコレステロールと突然死(秘)講習★★★★★ 血管ドックSP!『血管を若返らせる2つの新常識!』
連日続く猛暑に吹き出る汗!水分不足になると血液がドロドロになって血管が詰まり、引
き起こされる病が、「心筋梗塞」や「脳梗塞」。
そこで、血液検査や最新のMRIで、ゲストの血管を徹底検査!!さらに日頃の食生活も徹
底調査し、突然死を招くNG習慣が発覚!
血管の全てを知り尽くした世界的名医に、血管を健康に保つ方法を教わります。
お話してくださる名医は
東京医科大学病院 健診予防医学センター センター長 高沢 謙二先生
小さなプラークが最も「心筋梗塞」を起こしやすい?
悪玉コレステロールが突然死の原因となるプラークを作るといわれ、頸動脈エコー検査で
は、60代の人はほぼ50%、70代では約60%の人が、プラークができているそうで
す。
プラークとは、血液中に悪玉コレステロールが増え、血管の壁に溜まり瘤になったもの
で、実は脂肪の塊!!
プラークが何らかの衝撃で破れると血栓ができ血管が詰まり「心筋梗塞」を起こします。
■心筋梗塞と血管の狭さは比例しない
プラークが小さいからといって、心筋梗塞を引き起こすリスクが減るわけではなく、かな
り狭くなった血管のまわりには、抜け道となる新たな血管が作られますが、まだ狭くなって
いない血管は、突然血栓ができると、抜け道となる新たな血管が出来る前なので、急激な変
化に耐られず心筋梗塞を引き起こしかねないのだそうです。
つまり、小さなプラークが危険な理由は抜け道が無いから!
※ただし、新たに出来た抜け道も詰まる恐れはあり、一度出来たプラークは消えることは
ないため、破れさせない生活が大事だそうです。
■血液検査で注目したい『コレステロールの比率』
悪玉コレステロール÷善玉コレステロール=LH比
このLH比が 2.0以上で動脈硬化のリスクが高く
・1.5以下 ⇒ 理想的
・2.0以下 ⇒ 標準
・2.0以上 ⇒ 動脈硬化のリスク
・2.5以上 ⇒ 心筋梗塞などのリスク
■血管を若返らせる、身近なあの飲み物とは!?
コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)は、プラークを作るのを抑える働き
があるそうです。
血管の活性酸素は、血管の壁を錆びさせ、悪玉コレステロールが侵入しやすい環境を作っ
てしまう。ポリフェノール(クロロゲン酸)は、血管内の活性酸素を除去し、錆まで取り
除いてくれる効果が期待できるそうです。
因みに、コーヒーはブラックがお勧めとのこと!!
コーヒーの他に、ダークチョコレート、赤ワイン、緑茶にもポリフェノールが含まれてい
るそうです。
■血圧を下げ、LD比を改善させる方法
◎適度な有酸素運動は、HDL(善玉コレステロール)を増やす
◎大股(歩幅を広く)で歩けば、運動量がアップし、LDL(悪玉コレステロール)を減
らす
◎体によいものでも食べ過ぎはLDL(悪玉コレステロール)の元凶になるので、腹八分
目が大事!
◎昆布に含まれる「フダイコン」は、悪玉コレステロール値を下げる
家庭用血圧計で簡単に突然死のリスクを発見できる!
病院での血圧測定は、緊張から少し高めになりがちなので、家庭でリラックスして測定す
るのがお勧めだそうです。
■心筋梗塞の4つの危険因子
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・喫煙
高血糖の状態が続くと、血管の壁を傷つけ、さらにプラークの壁を薄くし破れやすくして
しまうそうです
◎正しい血圧の測り方
1.起床し、排尿を済ませる
尿が溜まっていると高くなる
2.血圧計が心臓と同じ高さになるように
3.冷たいところに手を置かない
冷たいと血管が縮むので、タオルなどを敷いて腕を乗せる
◎高血圧の基準値
・世界の基準値 上140-下90 以下
『いよ(14)』く(9)を持って血圧測定』
・家庭での基準値 上135-下85 以下
『5下底(ご家庭)』でお測りください』
◎血圧を両腕で測定するのもポイント
左右の腕で血圧が15以上開いていたら危険信号!
血が流れにくくなって血圧が下がっている。つまり心臓から腕に行く血管の何処かが詰ま
りかけていると考えられるそうです。
※左右順番によって差が出ることもあるので、何度か測ってみましょう!
※血圧を下げるには、適度な有酸素運動が効果的だそうです!!
合わせて読みたい
2014年4月21日 ≪主治医が見つかる診療所≫より
血液や血管の病気を徹底予防 コレステロールの新常識≫
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